教育は間に合わないものである。他人に教育するときは、このことを考慮しなければならない。その教育が、間に合わないであろうことを納得しておくべきである。
他から受ける教育も、たいていの場面では間に合わないであろう。したがって我々は、どんな些細なことでも自ら学んでいく必要がある。それでも間に合わないかもしれないが、遅れを少しでも縮めることはできる。
他が追いつくことを想定すべきではない。それでは間に合わない。彼らの分を我々が引き受けて、やっと間に合うかどうか、という状況を想定せよ。そのためには、我々は有能である必要がある。手遅れというのは致命的なのである。
だからといって、教育の重要性は些かも薄れないが、成果が出るのに想像以上の時間を要する。それゆえに、教育は重要であり、必要なのだ。