オーナーシップは、所有権の主張から始まる。この主張なきオーナーシップは存在しない。
オーナーシップとは、所有権の行使、侵害に対する防衛、他者の所有権に対する尊重といった、所有者としての権利と義務をいう。
所有権の行使
所有権の行使である。行使には責任を伴う。
他者の侵害に対する防衛
所有権は容易に侵害され、侵害する側は常にそれを正当化しようとする。所有権争いは古来より存在し、例えば、国家間の領有権の主張はその一例である。
他者の所有権に対する尊重
自らの所有権を主張する者は、他者の所有権を尊重しなければならない。
所有権の対象
資産や権利だけでなく、言葉や仕事、時間といったものもまた、所有権の対象となる。
私の言葉、私の仕事、私の時間と認識することで、これらを主体的に行使し、また他者のそれを尊重する。これがオーナーシップである。